凶悪犯の両親てどうやって凶悪犯を育て上げたのかね?
はい鈴木
よく凶悪犯を責めてるだけの人たちいるけど、どんなにコロセーって叫んだり実際に殺したりしても根本的にはな~んも解決しないんだよの、
むしろただ殺しても次々沸いてくる、
なぜなら凶悪犯が発現する仕組み自体がそのままだから。
仕組みに注目して研究していかんと。
蠅がわくのは蛆の孵化できる仕組みがどっかにあるから。今は見えてないけど、真剣に探せばどっかに必ず有る。
蠅を殺しても殺しても、衛生環境を整備しなくては根本的な解決には近づかないでそ。(ま~それでもどっかからはぷい~んて飛んで来ちゃうんだろうけども。)
だから、凶悪犯が発現して困るなら、凶悪犯が発現する仕組みを確認しないとならない。蛆の巣はどこにあるのか?
これは今は凶悪犯の例えでやってるけど、パワハラも同じことだし、男尊女卑とか差別行為とかもそう、虐待もそう、必ず仕組みがある。
自分より弱い者をぶったたくのが当たり前な社会になっちまってる仕組みてのがあるはずでそれをみる必要がある。
逆に、パワハラとか差別行為とかがほとんどないコミュニティー(国)には、それが当たり前となる仕組みがあるはず。恐らく人権についてよく啓蒙されているんじゃないかな。教育が社会に行き届いているってこと。そうなるような構造が出来てるってこと。
話は戻るが、
凶悪犯だけに注目してると、「幅」がみえなくなる、
どういうことかというとグラデーションになってるはずなんだよ、
凶悪犯
のしたには
かなり凶悪犯
がいて、
その下には
ちょい凶悪犯
がいて、
その下には
ギリギリ凶悪犯
がいるわけ。
その下にも
いろいろあって
しまいには
軽微な犯罪とか
信号無視とか
ほとんど起訴されることがない罪とかまで続いてるのね。
だから、凶悪犯だとついそのセンセーショナルな雰囲気のせいで視野が狭くなっちまうけど、やるべきことは糾弾とか排除ではないってこと。
そうではなく仕組みの研究をすべき。そういう罪が起こって欲しくないなら。
そうしないと皆のにっくき凶悪犯が発現しない社会ってのを作れないんよ。いつまでも糾弾したり排除したりしようとしてるだけだと。
で、鈴木は思うわけ。
一体どうやって育てたら凶悪犯になるのかと。
だって例えば凶悪犯が
17才で凶悪犯罪をしたとして、
その人には
16才だった頃があり
15才だった頃があり
14
13
12
11
10
9
8
7 一年生ご入学のころ
6
5
4
3
2
1
0 オギャー
親となる雄と雌の性行為
と、ここまで続いてるわけだよ。
何歳の時にどういうことを子供にした(またはしなかった)事により、凶悪犯に育て上げることに成功したのか?
不思議じゃない?
初めはオギャーと生まれた赤ん坊だったわけだよ、そのころには「この子の命は尊い」とか思われてたんだよ。
それなのに何故、どうやったら、17年間で凶悪犯に育てれたのでしょう…、今や「しねーっコロセーっ」と言われる有り様です…
いつもいつもこの「繋がり」を意識して欲しいんだよね。
だから鈴木は自分の両親から愛されないで育ったというかむしろ虐待されて育ってずっと親の死を願っていたけど、今では虐待親の死を願っても、社会の仕組みを変えなきゃ虐待はなくならねえんだなってことを理解してる。
赤ん坊をトイレで産んで遺棄しちゃう母親とかもようぶったたかれてっけどあれだって、母親を手厚くサポートする仕組みが社会に整ってたら、赤ん坊を遺棄しなくても済んだはずなんだぜ?
もし父親が色々とクズでとてもうみ育てられない状態だったとしても、国が匿名OKで出産から世話してくれるとしたら、病院で母体のケアをしながら出産を迎えられたはずだし。
それなのに母親だけぶったたいてもな~~んにもならん、赤ん坊の命も帰ってこない。
我々にできるのは、母ちゃんの置かれていた環境を研究して、同じような悲しい事件がなるべく起こらないように根回しする(社会の仕組みを整えるとか、福祉を充実させるとか)ことぐらい。
「もっと早く、己の所属するコミュニティーの仕組み作りに取り組んでこれなかった自分達のいたらなさ」でも責めていた方がまだましである。その母ちゃんを責めるよりもね。
まあ本当は自責はそこそこ、どんどん研究を進めて欲しいんだけどね。
もちろん父親にもきちんと避妊することを教えないとならないだろうし。子供に性的虐待してたならそれもまた仕組みの確認が必要だ。
あ、避妊の教育も仕組みの一部だね。
なのにちゃんと教えてないっぽいよねこの国…これは仕組みがヘボいってこと。
みたいな感じで、色んなことが繋がってるんよ。
まっさらな赤ん坊を凶悪犯に育て上げることが出来た背景をしっかりと観察・研究する必要がある。
その凶悪犯を産み育てた雄と雌が17年間、その子になにしてきたのか、どうコミュニケーションとってきたのかを見る必要がある。
おそらくは、子が気に入らない行動をしたら糾弾し、家庭という群れから排除しようとしたはずだ。
そういう環境で育てられたなら、まっさらな赤ちゃんは17年かけてどう育つんでしょうか。
これを見るんだよ。
だから糾弾と排除ではなにも解決しないしそれどころか、生産しちゃうの。
凶悪犯が発現する社会の仕組みを存続させちゃうことになるの。
そんなの、したくないでそ?
だからね、そのセンセーショナルさにショックを受けてパニックで「コロセーっ」言いたくなるのは分かるけど、
その凶悪犯を作り上げるのには少なくとも雄と雌が一体ずつは長期間、関わってるわけ、ここを見るんじゃ。
父親は、母親は、17年間それぞれなにをしていたのか。
なにを子供にし、
なにを子供にしなかったのか。
そしてそれはどうしてそのような選択になったのか。
それらは社会の仕組みの力でフォローアップできなかったのか?
仕組みがお粗末だったのか?
仕組みはあったけども、必要とする人と結びつかなかったのか?
それは何故なのか?
とか色々考えることがありますのじゃ。
というわけで、糾弾と排除では、問題は解決しないよというお話でした。
戦争とか争いもそうなんじゃないのかね。
まあ時代とか地域によって本当に色々な事情あると思う。でも、皆が仕組みを見るように癖を付ければ、かなり変えられると思うのよ。